日本画について

上村敦之氏

日本画家、日本芸術院会員。

京都市立芸術大学名誉教授。

奈良市在住。上村松篁の子として京都に生まれる。

父同様、花鳥画を描く。

上村松園は祖母で、親子三代続いての芸術院会員。

平成25年、文化功労者。

  花鳥風月は中国五代の黄筌父子に依って創られ、宋代の徽宗皇帝に代表される一群の作家によって降盛・円熟の時代を迎えるが、シルクロードが開通し、西洋との往来が盛んになり、異文化との交流に依って本来の思考が稀薄になってゆくようである。

 一方奈良朝時代、中国との交流の中、一木一草に神仏の宿を織り花鳥画の世界を確たるものとした日本である。

 然し、西欧との交流の中、思考の方向は多様になってゆく中、西洋に直接学び、洋の東西の相違点を解明したのは華岳、竹喬、紫峰、麦僊等のグループ(国画創作協会)の連中であったと言える。

 一木一草に神仏の宿りを識るとは、日本画の根本思想である事を明確にした先輩達の主張は特にヨーロパの影響を受けて否定されそうにもなったが、近年に至って復興してきたように思う。

 足元をしっかりと地につけ、今や日本独自のジャンルになった事を識り、地道に研鑽を進めて欲しいと思う。

 日本画はフラワーアレンジメントと日本伝統の生け花の相違点が明らかなのを考え合わせ、東洋独自の文化である事にほこりを持ってゆきたいものである。

上村淳之(日本画家、日本芸術院会員)

平山助成氏

公益財団法人 平山郁夫美術館 館長

平山郁夫氏の実弟

 株式会社ヌマザワの企業理念は「やさしさ、人・・・心」です。やさしさをもって人に接し、日本の伝統である美と心を伝えてゆく、誠実な企業を目指すことです。その企業理念を具現化するための施設が、エヴァモア美術館・エヴァやすらぎであると拝察しております。

 私と沼沢さんの出会いは、沼沢さんが平山郁夫美術館に来館されてからです。平山郁夫美術館は、郁夫が生まれ育った瀬戸内の生口島瀬戸田町にあります。ここにある理由は、作品の原点が瀬戸内の青い海や緑の島々の織り成す豊かな自然であり、その風土を感じて、絵をご覧いただきたいとの思いからです。美術館が文化や芸術の発信基地となることを願い、また次の世代を担う子供たちの豊かな感性を創造する場を目指すというのが、美術館に込められた平山郁夫の決意です。

 沼沢さんが新庄にエヴァモア美術館を建て、そこに込められたのは同じ想いなのではないでしょうか。

 株式会社ヌマザワは、メセナ活動として文化・芸術・音楽を通じて地域に貢献されています。この企業としてのメセナ活動の中核がこの美術館であると思います。エヴァモア美術館で絵をご覧になりることで心が癒され、豊かな感性が生まれることでしょう。

公益財団法人  平山郁夫美術館  館長  平山 助成

〒996-0041  山形県新庄市鳥越駒場1488-109

tel.0233-29-8870  tel.0233-22-2137(本部)  fax.0233-29-8860

e-mail.info@numazawa.co.jp   http://www.evermore-s.art

 

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